マキシムは先日亡くなった恋人エレーヌの亡霊に悩まされている。ただ平穏に暮らしたい、この耐え難い状況に終止符を打ちたいと考えるマキシムは、ついに彼女と別れることを決意する。しかし、エレーヌはその決断を受け入れる準備ができていない。
ミシエル・ブランシャー | Michiel Blanchart
Fiction, Comedy | France | 2021 | 0:24:12
以下感想。
短編映画、ホラー映画として完成されている一作。
映画祭で受賞がおおいだけあって
すごく良い作品。
ちゃんと怖くて
幽霊の迫力があって
後味はどこかさわやかな感じがある。
この作品が好きな人は多い気がします。
でも、西岡ちゃんはこの映画ちょっと嫌だなって思うんですよね。
映画として楽しいんだけど
ホラー好きなのにギスギス嫌いだからさ…
人間っていやだなぁ~~
と思える作品でした。
青年マキシムには死んだばかりの恋人のヘレンが憑いている。
多分ヘレンはおちゃめで恋人を振り回す女性。
生きている間はそれが魅力だったんだろうなって思う。
でも死んでからもそんな感じだからマキシムは疲れてしまっている。
ヘレンは死んでいる。
肉体の枷がないヘレンはちょっとかわいいそよ風から
暴風になってしまったのだろう。
でもヘレンにはそんな自覚なくって「どうして私を生きているように扱ってくれないの?」と不満ばかり。
つれない態度に悪霊化したヘレンはマキシムを追いかけまわし
マキシムは車にひかれてしまう。
マキシムは事故の衝撃でヘレンが死んだときのことを思い出した。
ヘレンが死んでしまって悲しかったこと
ヘレンともう会えないことの絶望
ヘレンとずっと一緒にいたいと願ったこと
ヘレンを愛していたことを思い出したのだった。
多分そんなストーリー。
ヘレンって多分普通の女性なんだよな。
「他の女の子なんて抱けないんでしょ?意気地なし!」
とたきつけて本当にセックスしようとすると
ブチ切れるとか普通の女性っぽい。
人間っていうのは肉体の枷があるからキモイとかヤバイとかにはなり辛くて
きっと普通の人間もキモくてダサいのだ。
それを思い知らせてくれるというか
恋ってやっぱこえーわと思わせてくれる
西岡ちゃんにとってそんな映画でした。
そんな感じで感想終了。