【あらすじ】
20世紀で最も偉大な芸術家の一人〈サルバドール・ダリ〉。柔らかい時計や変形した肉体など、常識を破壊する画期的な作品で人々の心を揺さぶり、人気と名声を獲得した。また、独特の口ひげと奇抜なスタイル、数々の尊大な名言で、現代におけるインフルエンサーのような存在として、常に人々の注目を集めていた。<br>そんなダリが、ポップカルチャー全盛期を迎えた70年代のニューヨークで、ファッションや音楽、アートを時代の最先端に立って牽引していく姿を描く刺激的な映画が完成した。ダリには『ガンジー』でオスカーを手にした名優ベン・キングズレー、気性の激しい妻のガラには『ふたつの部屋、ふたつの暮らし』のバルバラ・スコヴァ。ダリをサポートする青年・ジェームスには、本作が長編映画デビュー作となるクリストファー・ブライニー。そして若き日のダリをエズラ・ミラーが演じる。監督は『アメリカン・サイコ』のメアリー・ハロン。
高級ホテルのスイートルームで、ロックスターやドラァグクィーン、華やかなセレブや野心に溢れたモデルたちが集い、夜ごと繰り広げられるパーティーを味わい尽くすと共に、エキサイティングかつ危険な時代を体験できる魅惑の〈ダリ・ランド〉へ、ようこそ!
監督:メアリー・ロハン
上映日:2023年09月01日
製作国:アメリカフランスイギリス
上映時間:97分
ジャンル:伝記
配給:キノフィルムズ
ヴァチカンのエクソシストうっかり見逃してしまいました…
次は見逃さないように早めに視聴。
以下感想。
のネタバレも含まれます。
映像は良かったです。
ストーリーは悪くなかったんですけど
芸術を作る才能があるだけでは芸術家は幸せになれないんだなぁ
という悲しさがあります。
しみじみといい悲しさというよりは嫌な感じというか。
そりゃ伝記なんだから人生悪いこともあるよなぁという感じ。
ダリって成功者のイメージがあったから
ダリも普通の芸術家だったんだ…という驚きがありました。
でもそれ以上にダリらしいダリも見せつけてくれる映画でもありました。
このクソ爺~~~とダリ…可哀そうにのターンが
交互に来てクソ爺度が多いタイプの映画。
ガラもクソ婆。
画廊もクソ(最悪)。
ジェームズ君を落とす手口が完全にカルト宗教か恋愛営業なんだよぉ…
彼女が複数人いるとふとした時に名前呼び間違えちゃうから
姫っていうタイプのテクニック使うのクソ爺すぎる。
姫に統一しとけば呼び間違えることもないし
姫の自尊心もアゲアゲになるやつだ!!
そうやって若い男をたぶらかして自分のチンポがわりに使ってるんだ!!
ダリには愛があったけど慈しむことを知らなかったから
ガラはの心はどこか行ってしまったし。
ガラは老いを恐れるあまり幸福を失ったように見える。
金と快楽に溺れ理想の自分の姿、理想の恋人という虚像を追いかけたら
そうなる、みたいなエンディングだったな。
ジャームズ君は若くて良かった。
ダリと同い年ぐらいだったら巻き込まれて一緒に寂しく死んでたかもしれん。
エンディングで小さな画商を開けたジェームズ君をみるに
欲望はほどほどに。
身の丈にあった人生が大事なのかもしれません。
生のクソ人間どもの観賞が好きな人類にはお勧めしたい作品。
ウェルカム トゥ ダリ感想完了。