木空西岡diary

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安置所に幽霊は出ない/ No Ghost in the Morgueの感想

sst-online.jp

No Ghost in the Morgueを視聴しました。

【あらすじ】
医学生のケイティは母と祖母と同じ外科医を目指しているが、初めての手術でトラブルが起こり遺体安置所でインターンをする事に。ユニークな同僚と”動かぬ患者”を対応をしながら、ケイティは夢に出る祖母の魂、さらには自分自身と向き合う重要な時を迎える。

Director
Marilyn Cooke
Info
製作国:カナダ
ジャンル:ドラマ
製作年:2022
上映時間:約16分
配信期間:2023/8/2~2023/11/1
上映歴:
クレルモンフェラン国際短編映画祭2022 (フランス)
サンタバーバラ国際映画祭 2022 最優秀実写短編賞(アメリカ)
Short Shorts Film Festival & Asia 2022 (日本) ほか

以下感想。

 

ホラー特集のカテゴリにあったのでホラーかと思ったら

ジャンルドラマでした。

結構好きな雰囲気。

とくべつ面白いという感じではないのですが

短編映画の利点であるそのジャンルの一番おいしいところだけ味わえる映画でした。

最初はホラーのようなほの暗さや不安をききたてる映像でしたが

上司の医師が死体に話しかけたとで

死の恐怖を克服し明るく前を向いて歩くさわやかな人間ドラマ

医師にとって患者の死は恐ろしいもの。

一つの生命がモノになってしまう事実はとても怖い。

でもこの死体安置所では死んでいても人は人として扱われてる。

死体はもう死ぬことはないという事実もあったかもしれないけど

なによりも死んでも人は人という扱いが

ケイティにとって良かったんだろうなって思います。

彼女が前に進めて良かったです。

 

No Ghost in the Morgue感想終了。